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同性カップリングを批判する内容が含まれています。
第四十八話
「ファン〜実態編〜」
「隠しカメラの具合はどう?」 「良好、りょうこ〜v」 「じゃ、早く二人を捜して。中庭へ行ったみたいだから」 「わかってるって〜」 ナズナは隠しカメラを操作し、中庭にいると思われる二人の人物を捜した。 「おっ!はっけ〜ん!!………おぉ〜〜!?」 「な、な、何!?二人の様子はどうなの?」 ナズナはにやりと不敵な笑みを浮かべつつ、ステアに手元のモニターを見せた。 モニターにはもちろんサラとカールの姿が映っていたが、何と二人が… と 「シャッターチャ〜ンス!ナズナ、良いのを撮ってよv」 「りょうか〜いvv」 今、ステアとナズナがいる部屋はサラにも内緒にしている二人の隠し部屋。 そこでは研究所内の至る所に取り付けてある隠しカメラの操作を全て行う事が出来、二人は たび カールが研究所へ遊びに来る度に、その隠しカメラを使って彼の姿を隠し撮りしている。 何故その様な事をする必要があるのかと言うと、その写真を使ってポスターやカレンダーを作 り、ファンの交流会で売る為だ。 サラとカールが恋人同士になって以来、ステアとナズナのコンビはファン達の間で断トツの人 気を誇るグッズの作り手となっていた。 二人が用意するグッズはほぼ全てが笑顔のもの。 これまでカールの笑顔の写真は滅多になく、ずっと『レアもの』とされてきた。 すさ 常に凄まじい金額で取り引きされる笑顔の写真。 それをステア達は簡単に用意してしまうのだから、一番人気になるのも頷ける。 こづか かせ 当初は小遣い稼ぎにと細々と始めた事だったが、今では小遣い以上の収入を得るまでになっ ていた。 と その事が先日ファンクラブの代表をしている女性の目に留まり、ステアとナズナは彼女から二 代目の代表に指名されると、早速新企画を続々と立案し、ファンクラブ発展の為に今まで以上 そそ に力を注ぐのだった。 * 今日は久々に大規模なファンの交流会が行われる日。 ぼうだい 早朝からステアとナズナは膨大な荷物を持ち、交流会会場へと乗り込んで行った。 「生写真の2番と5番と…10番から14番までを下さい。あ、それとカレンダーもv」 「は〜い、毎度ありがとうございま〜すv」 ステアがお金を受け取り、ナズナが品物を綺麗に包装して手渡す。 今や完全に役割が決まっている様だ。 ステアは手元のお金を簡単に計算し、にやにやと嬉しそうな笑みを浮かべた。 「今日も売れ行き絶好調v やっぱりあの写真を表紙にして正解だったわね」 「うん!皆必ずと言って良い程カレンダーを買ってくれるものねv」 今回二人が用意したカレンダー、その表紙には先日隠し撮りしたカール達の写真が使われて いる。 ひざ どういう写真か簡単に説明すると…サラの膝の上に頭を乗せ、幸せそうに眠っているカール。 要するに、膝枕をしている時に撮られたものだ。 きちょう ステア・ナズナの中でも『激レア』に位置する貴重な写真。 それを使わないテはないと、迷わず今回一番力を入れているカレンダーの表紙に選んだ。 「それにしても……大佐一人より博士とのツーショットの方が人気が出るなんてねぇ」 「何言ってるの、当たり前じゃない。博士と一緒の時の大佐はすっごくかわいい笑顔を見せて るんだからv」 「確かにそうよね、他じゃ絶対見られない笑顔だわv」 最近ではカールとサラの仲を応援する賛成派のファンだけでなく、反対派のファン達もツーショ ット写真を買って行く。 ひとえ たまもの これも偏にステアとナズナの努力の賜物であろう。 ステア達は非常に満足気な笑顔で頷き合い、持って来たグッズを全て売り尽くすと、いそいそ と後片付けを始めた。 すみ その時、ふと一部のファン達が隅に集まっているのが見えた為、何か面白い事をしているの ひとだか かと、ステアとナズナは興味津々でその人集りに入って行った。 しかしそこには… 「な、な、何よ、これ!?」 ぼうとく 「ヒド〜イ!大佐に対する冒涜よぅ!!」 ステア達の非難の声を聞き、人集りの中心にいた女性は見るからに心外だという表情を浮か べると、自作のグッズと二人の間に割り込んで来た。 けな や 「ちょっとあんた達、人の売り物を貶すのは止めてもらえないかしら?」 「貶すって……こんなものを売っているあなたの方がおかしいわよ!」 「おかしくなんてないわ。このテのものを売ってる人って結構多いし、大佐はそういう趣味の人 なのよ。知らなかった?」 「どこからそんな情報が…?大佐はちゃんと女の人が好きよ。その証拠にほら、今この女性と お付合いしているんだよ」 ナズナは私物のラブラブ写真を女性に手渡し、カールとサラが付き合っている事を主張した。 が、その女性は二人の写真を横目で見ただけでぽいと投げ捨て、自前の写真をビシッとナズ ナ達の目の前に突き出した。 「これが本当の大佐v あの方は男性と愛し合う運命なのよvv」 「は〜!?こんなの、ただの合成写真じゃない!」 「違うわ、本物よv」 カールが男性とデキている事を主張し続ける女性に対し、ステア達は怒りが頂点に達すると、 ぎょうそう すごい形相で彼女に詰め寄って行った。 「その合成写真、どこで手に入れたの?」 「教えてもらいましょうか〜?」 「な、なんであんた達に教えなきゃいけないのよ!?」 「教えないつもり…?そう、わかったわ。ナズナ、この人ファンクラブから脱退したいって」 せっかく 「あ〜ら残念。折角今度レアな大佐の笑顔の写真を会員全員に配ろうと思っていたのに…。 本当に残念ねぇ…」 ファンクラブの代表を務めている二人の言う事は絶対。 もら 周囲にいた全ての会員達は瞬時にそう察し、同時に今度の交流会でレアな写真を貰えるの だとわかると、隠し持っていたカールの合成写真を二人に次々と差し出した。 「あら、皆も持っていたのね。これで全部?」 会員達はコクコク頷いてみせると、その合成写真を売っていた女性をじっと見つめた。 女性は内心かなり動揺しつつも、ファンクラブを脱退したくはないので、ステア達の問いに答 える事にした。 彼女の話によると、写真はある広告を見て通販で買い、それを元にしてグッズを制作していた との事。 めぐ ある広告とは一部のファンの家に無記名で送り付けられたもので、その情報が巡り巡って彼 女の元へやって来たらしい。 しかも毎回連絡先が違う為、女性は発信元を探し出すのは困難だろうと最後に付け加えた。 みけん く 裏で何かが起きている…、そう感じたステアは眉間にシワを寄せながら腕を組んだ。 むね 「……ま、とにかく今この場にある合成写真は全て回収させてもらいます。ナズナ、この旨を 会場内に放送して」 「わかったわ」 ナズナは急いで放送室へ向かうと、会場内にいる全ての会員達に合成写真を回収すると放 送した。 すると、逃げ出そうとする者が続出したが、ステアはスタッフ達に的確な指示を出し、会場内 の全ての合成写真を見事に回収する事に成功した。 「こ、こんなにあったの!?」 「想像以上にすごい数ねぇ。……あ、これ見て」 合成写真の山をグルッと見回したナズナは、気になった一枚をステアに手渡した。 たわむ その合成写真はカールとヒュースが全裸で戯れている、というものであった。 「……ブラント中佐とのものまであるなんて…。素早いと言うか何と言うか……」 ひんじゃく 「そうだねぇ、私達と同じくらい情報が早いって事だもんね。でも…大佐ってこんなに貧弱な体 なのかしら?私にはそうは見えないけど……」 おそ 「私も〜!こういうのってどうして襲われる側の男の人が必ず『なよっ』ってしているんだろう ね…?それに……」 まゆ ひそ ステアはカールの体の一部分を見て眉を顰め、同意を求める様に無言でナズナの方を見た。 視線だけでステアの気持ちを察したナズナは、同意見だと言わんばかりに深く頷いてみせ た。 「やっぱり気になるよねぇ」 「誰も見た事がないから想像でこの大きさにしたんだろうけど、本当にこのサイズだったらちょ っとショックかも…」 「でも本人に聞く訳にはいかないし……」 「う〜ん……」 さだ 何故その様な事を真剣に悩む必要があるのか、理由は定かではない… おもも ひらめ ステアとナズナは神妙な面持ちで手元の合成写真を眺めると、ほぼ同時に良い閃きが脳裏 に浮かび、表情がパアッと瞬時に明るくなった。 本人以外に実際の大きさを知っていると思われる人物が、身近な所に一人だけいたのだ。 「よ〜し、急いで研究所に帰りましょう!」 「おぉ〜!」 たずさ ステア達は会場の後片付けをスタッフと共にきっちりと行った後、大量の合成写真を携えて研 つ 究所への帰路に就いた。 「博士〜!」 「博士、これを見て下さ〜い!!」 ステアとナズナは研究室に入るなり、サラの前にどさっと合成写真を置くと、その中の一枚を 手に取って彼女に見せた。 サラはステア達の突然の出現に驚きつつも、目の前にある写真をまじまじと見、プッと吹き出 して笑った。 「なぁに、この合成写真」 「や、やっぱりわかります?」 「ええ、この程度の技術で合成なんてするべきじゃないわね。私だったらもっとすごいのを作 れるし、カールの体はこんなに貧弱じゃないわ」 その言葉を待ってました!と言わんばかりに、ステア達は一番聞きたい事をサラに言わせよ うと、勢いに乗って質問し始めた。 「貧弱じゃないって、具体的にはどこがどういう風に違うんですか?」 「ぐ、具体的にって言われても…。えっと……一番気になるのは筋肉の付き具合かな。それに 腰が細すぎて気持ち悪いわね、これじゃあ女の子みたい」 こま 「えぇ〜?そんな大まかな所じゃなくて、もっと細か〜い所にも目を配って下さいよぅ。もっと他 にもあるんじゃないですか?」 「こ、細かい…?う〜ん………」 サラはナズナが持っている合成写真を改めて見、ふとステア達が気になった所と同じ部分で あご そ 目を留めると、何かを思い出そうと顎に手を添えた。 「ハッキリ見た事はないけど、こんなに小さくなかったような…」 つぶや サラの呟きを聞いた途端、ステアとナズナはキラ〜ンと目を光らせた。 |
「あら〜、博士ってやっぱり大佐の裸を見た事があるんですね〜。と言う事は……」 「いや〜んもう、博士ったらぁvv いつの間にそんな仲になったんです?」 くず サラはしまったという表情を浮かべつつ、何とか話題を変えようと合成写真の山を崩し始め た。 しかし先程ステア達が見せた写真はカール一人の写真だったのに、他は全てカールと知らな から い男性が全裸で絡んでいる写真であった。 サラは驚きの余り必死になってまともな写真を探そうとしたが、始めからそういう写真しか無 かった為、見つかる訳がなかった。 驚きと悲しさで泣きたくなりながら、サラはふと見覚えのある人物が写っている写真を見つけ こ ると、穴が開きそうな程目を凝らして写真を見つめた。 のぼ サラが見つけた写真とは、ステア達の話題にも上ったカールとヒュースの絡み写真であった。 「な、な、な、な、なな、なな、ななな、何!?何なのコレ!?」 「博士、落ち着いて下さい!そりゃ驚くのは無理のない事ですけど……」 「…どういう事?これは一体何なの?」 サラは何とか動揺した気持ちを落ち着かせると、ステア達に写真の事を尋ねた。 はや ステア達は事細かにファンの間でそのテの合成写真が流行っている事を語って聞かせ、どう ぼくめつ にか撲滅させる事は出来ないかとサラに相談した。 きっとサラなら何とかしてくれる、と思った二人だったが… まっしょう こんせき 「ふふふ、わかったわ!この私が全て抹消してあげる!痕跡すら残らない くらいにね!!」 二人の予想通り、サラは笑顔で撲滅する事を約束してくれたが、彼女の目は恐ろしい程の光 を放っていた。 相当頭にきている様だ。 ようしゃ 大切な人に危害を加えようとする者には決して容赦はしない。 そうサラの目は語っていた。 ステアとナズナはサラに頼んで良かったのかと多少不安になったが、彼女に任せておけば全 おさ てが何事も無かった様に丸く収まる、と自分を納得させる事にした。 「あら、これは…」 じょじょ おさ あき 徐々にではあるが、怒りを内に抑えつつあったサラは一枚の合成写真を手に取り、呆れた様 な表情を浮かべてステアに手渡した。 その合成写真にはカールだけでなく、ある少年も全裸で写っていた。 きしょう 「これ、きっと希少価値が高いでしょ?」 「…そうですねぇ、この子って確か……えっと……」 このえへい 「レイヴンよ。プロイツェン直属の近衛兵だった子」 「あぁ、あの子ですか。……確かにレアものでしょうね」 「どうやってあの子の写真を手に入れたのかわからないけど、合成した人はかなりおかしい精 神状態だったと予想されるわね。ま、他の合成写真を制作した人も似たようなものだけど」 サラはテキパキと合成写真を仕分けし始め、制作者別に写真を並べていった。 どうさつりょく すぐ 一目見ただけで制作者の癖まで見抜いてしまうとは、洞察力が優れているサラだからこそ出 わざ 来る業である。 ステアとナズナも出来る事を見つけて手伝いつつ、合成写真の事をサラに尋ねてみた。 「こういう写真ってどうやって作るんですか?」 「……まさか、あなた達も作るつもり?」 「そんな訳ないですよ。こんな事が二度と起こらないように、一応知っておく必要があると思っ ただけです」 「そっか、それなら教えてあげるわ。元の写真はどんなものでも構わないの、多少ピンぼけし ていても大丈夫。その写真をパソコンに取り込んで……って見せた方が早いわね」 そう言ってサラは傍にあるパソコンを起動させ、ステア達が商売に使っているカールの笑顔の 写真と仕分けした写真の一枚を取り込むと、二枚をささっと合成してみせた。 「へぇ〜、意外と簡単なんですねぇ」 「でもでも、この妙な表情はどうするんですか?頬も赤くなってますし……」 「あぁ、これはね…」 サラはパソコンを素早く操作し、手元の合成写真を参考にしながらカールの目と口を半開きに すると、続いて頬も赤らめさせた。 あや 「ほら、簡単。あっという間に怪しげ写真になっちゃったv」 「博士がするから簡単なんですよ、私達ではこうはいきません」 しぼ 「多少の知識がある人なら出来る事よ。でもだからこそターゲットを絞る事が出来るんだけど ね、ふふふv」 サラの含み笑いを恐ろしく感じたステア達は、もうこれ以上聞いてはいけないと判断し、慌て て仕分けを再開した。 それから数日後… 「う〜ん、参ったなぁ…」 およ かか サラは朝食を食べながら、手元の数百枚に及ぶ書類を眺めて頭を抱えた。 その書類には合成写真の制作者・販売人・買い手の名前と職業などが全て書かれているの だが、その多すぎる人数と信じたくない事実でサラは悩んでいた。 かし 彼女の前の席で朝食を食べていたステア達は顔を見合わせ、キョトンと首を傾げた。 「どうしたんです?」 「合成写真撲滅作戦の事なんだけど……思ったより人数が多かったの」 「そうですか…。やっぱり全部を撲滅させるなんて無理な話なのかも……」 「ううん、撲滅は絶対させるわよ。私が悩んでいるのは多さじゃなくて別の事なの」 「別の事…?」 「ええ、これを見てちょうだい」 サラは持っていた書類をステア達にドサッと渡すと、詳しい事情を説明し始めた。 「そのリストを見ればわかると思うけど、軍にもかなりの人数の販売人と買い手がいるみたい なの。だから必然的に軍に協力してもらわなくちゃいけないんだけど……カールに頼むのはど うかな〜って思って」 「確かに、大佐に頼むのは気が引けますね」 なお も 「でもこんな事を頼んで、尚かつ外部に漏れないようにしてくれる信用出来る軍人って彼とヒュ ース中佐しかいないから、やっぱりお願いするしかないわね…」 「それだと合成写真の事を知らせなくちゃいけなくなりますよ?いいんですか?」 「…そうするしか他に手がないんだもん。軍に知り合いが少ないなんて痛い誤算よね…。とり あえず一番大丈夫そうな写真を見せて協力してもらうわ」 「そうですね。じゃあ、大佐が一人で写っているのにしたらどうですか?他はショックが大きす ぎると思いますから」 「うん、それがいいわね」 サラは朝食を食べ終えると足早に通信室へ向かい、第一装甲師団の基地に通信を入れた。 すると、カールがこっそり裏工作をしてくれたらしく、彼に直通で通信を入れる事が出来た。 「やぁ、サラ。どうしたんだい?」 「あ…えっと……カール、今度の休暇はいつになりそう?」 「ん〜、いつでもいいよ。俺の部隊の優秀な副官に全てを任せればいいだけだから」 「……………」 こっちもこっちだが、あっちもあっちで白熱した戦いが繰り広げられている様だ。 サラは戦いの原因が自分にあると気付いていたので、余り詳しく聞かずに話を続けた。 「じゃあ、明日来てくれる?」 「明日!?……何かあったのか?」 「今は詳しく言えないんだけど、第一装甲師団にお仕事を頼むかもしれないの。だから早い方 が嬉しいわ」 うかが 「仕事…?わかった、明日そちらに伺わせてもらう」 わがまま 「うん、ありがとう。我儘言ってごめんね」 ちょうけ 「いや、気にしないでくれ。今度俺の我儘を聞いてくれれば、借りは帳消しになるから」 「う、うん、聞くよ、何でも……」 サラは何を想像したのか頬を赤らめ、その様子を微笑ましく思ったカールは、にやりと意地悪 そうな笑みを浮かべた。 「何でも、か…。と言う事は、ベッドの上で俺の我儘を聞いてくれるんだね?」 「……カールったらそんな事を平気で言うなんて………いやらしいなぁ…」 「男は皆いやらしい生き物だよ」 カールは冗談で言っているとわかる程にこにこ微笑んでみせると、急に真剣な表情になってじ っとサラの瞳を見つめた。 みどり サラがつられて思わず碧色の瞳を見つめ返すと、カールはにっこりと満面の笑みを浮かべた。 「じゃ、また明日」 「…うん、待ってるね」 カールの行動の意味はよくわからなかったが、サラは笑顔で彼との通信を終えた。 実はヒュース出現により、照れている場合ではないと割り切った考えに行き着いたカールは、 どんな事も平気で言える様にと努力し始めたのだ。 よし その事実をサラは知る由もなかった… ●あとがき● 同性カップリングファンの方、読んでいませんね? 読んでいないと信じて書かせて頂きました。 本当はネット上でこういう内容は避けるべきなのですが、私なりに同性カップリングについて 考えた結果、今回のお話が誕生しました。 サラの気持ち=私の気持ちです。 ゾイドサイト発掘しよう!とヤフーなどで検索する際、キーワードを「シュバルツ少佐(大佐)」や 「カール・リヒテン・シュバルツ」にしている為、引っかかるのはほとんどが同性もの(何故…) トップページが引っかかった場合は注意書きがあるので先には進みませんが、小説が引っか かった場合は話が妙な方向に流れた瞬間に読むのを止めます。 しかしいつも手遅れ……途中まででもダメなんです(涙) しかも男性向けの18禁サイト並に表現が生々しいと思われます(見比べた事は無いですが) どうしてカールが襲われなくちゃいけないんだ!!と何度思った事か… 読まなければいいだけなのですが、検索結果に「そういう内容だよ」と書かれていないので仕 方がないのです。 あぁ、ダメだ。このテの話を書くと文句しか出てこない… ファンの方が読んでいたら怒られそうなので、そろそろ終わりにします。 そんな事よりも、今回のお話で一番気になったのはステアとナズナの事。 ちなみに合成写真は全て無修正でした(爆) どうしてカールの体の一部分があんなに気になったのか……理由は皆様のご想像にお任せ します(笑) ●次回予告● 合成写真撲滅作戦を決行する為、サラはカールに協力を要請しますが、その際彼は見てはい けないものを目にしてしまいます。 当然落ち込むカール… しかしすぐに落ち込んでいる場合ではないと気付き、作戦実行の為の下準備を開始します。 第四十九話 「ファン〜策略編〜」 全員抹殺か? <ご注意> 次の第四十九話「ファン〜策略編〜」は同性カップリングを批判する内容が含まれています。 同性カップリングファンの方は決してお読みにならないで下さい。 実態編をお読みになった方なら大丈夫とは思いますが… |