「Back to a child!〜サラ編〜」
第一装甲師団の自分の執務室にて、カールが黙々とデスクワークに励んでいると、部下から 通信が入った。 「シュバルツ大佐、大佐にお会いしたいとお客様がいらしております」 「客? 誰だ?」 「どなたかは存じませんが、年の頃なら五、六歳のかわいらしい女の子だそうです」 「女の子?」 「……あ、クローゼ博士と同じ色の髪をしている、と受け付けた兵士が言っておりました」 「…そうか、とにかく会ってみるとしよう」 サラの青髪はZiでは珍しい部類に属する髪色。 そのサラと同じ青髪の少女ならば、一度会ってみるのもいいだろう。 もしかしたら……サラの本当の両親と何か繋がりがある者かもしれない。 「お待たせして申し訳ない」 カールが応接室に入ると、ソファーにちょこんと座っていた少女は急いで立ち上がり、彼の傍 まで駆け寄って来た。 その少女の顔をまじまじと見たカールは、ぎょっとなって目を見開いた。 正しく青髪の持ち主、しかも顔立ちまでサラにそっくりだったのだ。 「き、君は……?」 「な〜んだ、わからないんだね」 「え……?」 「ほらほら、もっとよく見てv」 少女はカールの手を取って強引にソファーに座らせると、自分は彼の膝の上に向かい合う形 で座った。 「どう? わかった?」 「どうって……う〜ん……会った事あるかなぁ…」 「やっぱりわからないか。仕方ないなぁ、じゃあ……」 少女の唇が自分の唇にそっと重なり、驚いたカールはポカンとなって目の前の大きな瞳を見 つめた。 子供とは言え、サラ以外の女性に唇を許してしまうとは…! だが、避けようと思えば避けられたはず。 何故避ける事が出来なかったのか…? その原因は一つしか思い当たらない。 この少女の正体は………彼女以外に考えられない。 「……サラ?」 「やっとわかったんだねv 遅いぞ、カールvv」 少女…サラは嬉しそうにカールに抱きつき、子猫の様に彼の胸に頬擦りし始めた。 「サラ、その姿はどうしたんだ? まさかまた……ドクター・ディの仕業か?」 「ふふふ、違うわ。今回はドクター・ディに教えてもらって、私が薬を作ったのv」 「君が? ……で、自分が実験体になったのか?」 「うん、他の人にはそんな事頼めないからね。でも見事に成功したから、実験体になった甲斐 があったってものよv」 実験成功の喜びを表現するかの様に、サラは満面の笑みを浮かべると、再びカールの胸に顔 を埋めた。 カールは一瞬安心する事が出来たが、気になる事が一つだけ脳裏に浮かんだ。 彼女はいつ元に戻るのか……? 「サラ、実験に成功したのは喜ばしい事だ。しかし…戻る時の事をちゃんと考慮した上で実験 したんだろうね?」 「……………あ、考えるのすっかり忘れてた…」 サラの事だからきっとそう言うだろうと思っていたが、予想が見事に的中してしまい、カールは 困惑の表情を浮かべた。 「…もし元に戻らなかったらどうするんだ?」 「大丈夫だよ。ドクター・ディが作った薬の効力は半日ぐらいだったし、私が作った薬も同じくら いのはず」 「…本当か?」 「………う〜ん、色々と改良を加えちゃったから、効力が長続きするかもしれないわ」 「やっぱり……」 本当にサラの行動はわかりやすい。 先を読む能力は優れているはずなのに、後先考えずに行動するから失敗する事があるのだ。 カールは呆れて苦笑いを浮かべると、子供に戻っても変わらぬかわいさを保っているサラの頬 を優しく撫で回した。 「ふふふ、くすぐったいよぅ」 「これからどうするんだ? 元に戻るまでの間、ここに…俺の傍にいるか?」 「……いていいの?」 「君さえ良ければ」 「いる、ず〜っとあなたの傍にいる〜v」 ひょっとしてサラは心まで子供に戻ってしまったのではないか、とカールは不安になったが、し ばらくの間愛する女性と過ごせる事に代わりはない為、満面の笑みを浮かべるのだった。 大佐と博士の間にとうとう子供が…!! …という噂が、サラがやって来て数分の内に第一装甲師団中で実しやかに囁かれ始めた。 確かにサラそっくりな少女を連れているのだから、一見そう見えなくもない。 そんな噂が流れているとは露知らず、カールはサラを自室へと連れて行き、仕事を放置したま ま彼女との穏やかなひとときを満喫していた。 「ねぇ、カール」 「うん?」 「お仕事しなくていいの?」 「……一人では淋しいだろ?」 「私は一人でも大丈夫だよ。体は子供だけど、頭脳は大人なんだからv」 「あ…そう言えば、俺の時もそうだったな。じゃあ、行って来る」 「あ〜、待って!」 サラは慌てた様子でカールの後を追うと、背伸びをして彼の手をぎゅっと握り締めた。 「どうしたんだい?」 「一緒に行っちゃダメ?」 「一緒にって…執務室へ行きたいのか?」 「うん、お仕事してる時のあなたを見てみたいのv」 「…わかった、一緒に行こう」 カールは嬉しい様な悲しい様な微妙な笑みを浮かべると、サラの小さな手を優しく握り直し、 執務室へ向かってゆっくりと歩き出した。 いつも通りに歩いてはサラが辛いだろうと考えての事だったが、そのゆっくりさのお陰で執務 室へ向かうまでの間に多数の兵士達と出会ってしまった。 兵士達はカールに明るく挨拶した後、必ずと言って良い程屈んでサラの顔を覗き込み、彼女 にもきちんと挨拶をした。 恐らくカール達の子供だと思い込んでいる為、憧れの人物の子供という事で小さくなったサラ も憧れの対象となっているのだろう。 サラは兵士達の思いを瞬時に理解すると、彼らの前でわざと『お父さん』などと言ってみせた り、終始カールを困惑させていた。 「……サラ、どういうつもりなんだ? 俺は君の父親になった覚えはない」 「えへへ〜、面白いからに決まってるでしょv お父さんって言った時の皆の顔、すっごく面白 かったなぁvv」 「今後、誤解を招く行動は控えてくれ。もし忠告を無視し、俺の事を父親と呼び続けたら、その 時は君をここから追い出す」 「……カール……ごめんなさい……ごめんなさい、もうしないから……ここにいさせて……」 サラが大きな瞳から大粒の涙をポロポロ零しながら謝ると、カールは今の彼女に冗談は通用 しないのだとようやく気づいた。 やはり……心まで子供になりつつある…… さすが帝国を代表する博士が改良を加えただけの事はある。 「…ごめん、今のは言い過ぎた。君の気が済むまでずっとここにいてくれていいから、もう泣か ないでくれ」 「ひっく……いいの……? 本当に……いいの……?」 「ああ、いいよ」 「やったぁ! カール、だ〜い好きvv」 サラは瞬時に泣き止み、カールに力強く抱きついた。 そんなサラの行動に違和感を感じたカールは、彼女を引き離すと茶色の瞳をまじまじと見つめ た。 「……今のは…嘘泣き…?」 「ううん、本当に泣いていたわよ。ただ、子供だと涙が出やすいみたいなの。だから感情のコ ントロールが大人より難しくなってる」 「それってやはり嘘泣きしていたって事なんじゃ……」 「泣きたい程悲しかったから、涙が出たの。あなたは冗談のつもりで言ったんでしょうけど、子 供の思考回路だと真に受けちゃうんだよ。以後、気を付ける様に」 「りょ、了解」 カールが神妙な面持ちで頷いてみせると、サラは満足気な笑みを浮かべ傍にある机の上を物 色し始めた。 面白いものはないかと探しているらしいが、仕草はどう見ても子供である。 「サラ、一緒に仕事するか?」 「うん、する! 何でも私に任せて大丈夫よv」 「じゃあ、これ」 カールは机の上に山積みになっている書類を一枚サラに手渡すと、彼女がどういう風に仕事 をするのか様子を見始めた。 サラは難しい表情で書類に目を通し、内容を理解すると傍にあったペンで何やら書き出した。 「はい、終わり」 「……さすがだな、一瞬で内容を理解するなんて」 「見た目が子供だからって、文章を理解する力まで子供になってはおりません。それに小さい 頃からこの程度の文章なら理解出来てたわ」 「そ、そうか、クローゼ博士の教育の賜物だな」 「ふふふ、そうだよ。父様はねぇ、私に色々な事を教えてくれたのv 遺跡の事や星の事…。 勉学は強要しない人だったけど、私は進んで勉学に励んでいたわ。見るもの聞くもの全てが 面白くて楽しかったなぁ…」 サラは昔の事を思い出し、始めは楽しそうに話していたが、途中でふと淋しそうな表情に変わ った。 楽しい思い出と共に、悲しい思い出まで思い出してしまったのだろう。 思い出させる発端を作ってしまったカールは、サラの気持ちを違う方向に導こうと慌てて話し 掛けた。 「きょ、今日の仕事は君が手伝ってくれるお陰で早く終わりそうだから、後でどこかへ遊びに 行こうか?」 「ううん、今日はここにいる。折角来たんだから、あなたと二人でのんびりしたいもん」 「…そうか、うん、そうしよう」 こうしてカールとサラは今日の仕事を早めに済ませ、自室へ戻ると二人だけの楽しい時間を 過ごし始めたが、いつもの様にいちゃつく事は出来ない為、完全に親子といった様子で談笑 していた。 カールはいちゃつけない事に少々ガッカリしていたが、サラは相変わらず彼の気持ちに気づか ないまま、今回作った薬の事を嬉しそうに報告した。 自分の報告を真剣な表情で聞いてくれるカールに、サラは何となく父親の面影を感じ、彼の 膝の上に身を投げ出すと、ぎゅっと抱きついた。 「うん? どうしたんだい?」 「カール……父様みたい……」 「……………そうか」 「……怒った?」 「いや、怒ってないよ」 「良かった……」 サラは心なしか潤んだ瞳で微笑んでみせると、カールの頬をそっと撫でてから唇を重ねた。 思わずカールが舌を入れようとすると、サラはビクンッといつもより異常な反応を示し、慌てて 顔を引き離した。 「カール、今の口だと入らないよ」 「そうかな? 頑張れば入りそうだけど?」 「子供相手に頑張る必要なんて無いでしょ?」 「体は子供でも、頭脳は大人だろ? だったら頑張れる」 「カール…ん……」 カールはサラの小さな口に自分の口をあてがい、極力優しく舌を絡め始めた。 カールの優しいが濃厚な口づけを受けながら、サラは今の体では気持ち良さを感じる事が出 来ないのだと察し、残念そうに唇を離すと碧色の瞳を見つめた。 「……ダメだった?」 「ダメじゃないけど……その……この体だと気持ち良くなれないみたいなの」 「あ……そ、そうか…。じゃあ、今夜は無理そうだな」 「………!? ま、まさか……今夜するつもりだったの?」 「え、あ、も、元に戻ったらの話だよ」 「そうだよねぇ、ちょっと焦っちゃった。子供相手に欲情するなんて怖いもんね」 サラがほっと胸を撫で下ろすのを見、カールも心の中で胸を撫で下ろしていた。 いつの間にかサラを抱く事ばかりを考えてしまい、彼女が子供になっている事をすっかり忘れ ていたのだ。 危ない方向に話が進む前に気づいて良かったと、カールはもう一度ほっとしたのだった。 その日の夕食は自室で摂る事にし、カールは食堂で配膳係の女性に無理を言って子供用の 夕食を用意してもらうと、足早に自室へ戻った。 サラは少々腑に落ちない様子で子供用の夕食を受け取ったが、カールなりに気を遣ってくれ たのだろうと自分を納得させ、笑顔で夕食に手を付けた。 その隣でカールも笑顔で夕食を食べ始め、サラが食べ終えるのを見計らって食器を食堂へ返 しに行った。 カールがいない間にサラはシャワーを浴びる準備を整え、彼が戻って来ると一緒にシャワー室 に入った。 「よ〜し、綺麗に洗ってあげるねv」 「今日は遠慮しておく」 「えぇ〜!? どうして〜?」 「その体だと、いつもの様には洗えないだろ?」 「あ……そうだった、残念…」 本人まで子供である事を忘れていたらしく、サラはガッカリした様子で髪を洗い始めた。 そんなサラのかわいらしい仕草を微笑ましく思いつつ、カールは彼女の肢体をまじまじと見、 こちらもガッカリしていた。 何て触り甲斐の無さそうな体… 今のサラをどうにかしようとは思っていないが、ちょっぴりショックだったのは言うまでもない。 しかしこの体が後々あの体になる事を考えると、女性の体は非常に神秘的であると感じられ た。 「カール、私もう終わったよ」 カールが考え事をしている内に、サラは髪だけでなく体も洗い終え、彼の顔を不思議そうに覗 き込みながら声を掛けた。 「あ、うん、俺ももう終わる」 「もう? ちゃんと洗わなきゃダメだよ、背中なら洗えそうだから洗ってあげる」 「……頼む」 結局、いつも通りサラに洗ってもらう事になってしまった。 カールは不甲斐ない自分を心底歯痒く思ったが、サラの優しさに甘えられるのは自分だけに 与えられた特権であると、幸せも同時に感じていた。 「……やはり大きいな」 カールはサラに自分の服を着せてみたのだが、予想に違わず大きかった。 これは自分が子供にされた時より大変そうだ。 袖を捲り上げる事もままならない。 カールは悩みながら無意識にサラの体に手を伸ばし、胸の部分を撫で始めた。 最早条件反射に近い行動である。 「カール…何してるの?」 「え……?」 「今は胸が無いから、触っても面白くないと思うんだけど…」 「あ……ご、ごめん、触るつもりは無かったんだがつい癖で…」 「癖って…いつからそんな癖が?」 「さ、さぁ……。気が付いたら癖になってたんだ」 「もう…カールったら……」 喜べばいいのか悲しめばいいのか、サラは思わず苦笑いを浮かべると、カールに着せてもら ったシャツを器用に捲り上げ、何とかパジャマとして成り立つ格好になった。 そうしてカールの手を引っ張ってベッドへ向かうと、一緒に横になって身を擦り寄せた。 「カール」 「ん?」 「もし私が元に戻らなかったら……あなたはどうする?」 「……俺も君が作った薬を飲む」 「あなたも子供になるの?」 「君が成長するのを待つのも一つの手だろうが、俺は君と同じ時間を同じ速度で歩きたいん だ。だから俺も子供になる」 「そっか……ありがとう、カール」 サラはカールの手に自分の手を重ね、嬉しそうに微笑んでみせた。 『同じ時間を同じ速度で歩きたい』 カールの心からの言葉は、サラが思わず泣きたくなる程喜ばしいものであった。 翌朝、カールは傍から聞こえる小さな呻き声で目を覚ました。 ふと隣に目をやると、サラが眠ったまま額に汗を浮かべ、見るからに苦しそうにしていた。 「サラ!?」 カールが慌ててサラを抱き起こすと、彼女はうっすらと目を開き彼に微笑んでみせた。 「おは…よう……カール…」 「サラ、どうしたんだ?」 「わから…ないの……。体がすごく熱くて……変なの……」 カールはサラの額に手をあてがうと酷く高熱だと気づき、慌てて医務室へ向かおうと立ち上が った。 「待って……カール……」 「何言ってるんだ、早く医務室へ行かないと…」 「きっと…私が作った薬のせいだと思うの……。だから医務室へ行っても……無駄だよ…」 「そ、そうか…。しかし…このままでは……」 「平気……。少し休めば……良くなると思うから……」 本人がそう言うのなら仕方ないと、カールは彼女をそっとベッドへ下ろし、素早く身支度を整え 医務室へと足を運んだ。 今はあの高熱をどうにかしなくてはならない。 とりあえず軍医を叩き起こして氷枕を用意してもらい、急いで自室へ戻るとサラの頭の下へ氷 枕を置いた。 「カール……迷惑掛けちゃって…ごめんなさい……」 「いや、気にしなくていい。そんな事より、早く良くなって元気な姿を見せてくれ」 「うん……ありがとう……」 ずっとサラの傍にいたいのは山々だったが、仕事が溜まっているのでそういう訳にもいかず、 カールは何かあった時はすぐ連絡する様に言って執務室へ向かった。 そうして数時間後、恐れていた事が現実となってしまった。 サラから連絡が入ったのだ。 「……サラ?」 「カール……苦しいの……。助け…て……」 「!!」 カールは頭の中が真っ白になり、全力疾走で自室へと向かった。 「サラ!!」 自室のドアを開けると、カールは急いでベッドに駆け寄りサラの様子を窺った。 サラは……まだ子供の姿のままだったが、苦しそうに身をくねらせていた。 「あぁ………カール………」 「サラ、大丈夫か?」 「カール……ずっとここにいて………」 「ああ、ずっとここにいる。だから安心してくれ」 サラは非常に弱々しい笑みを浮かべたと思うと、突然ビクッと体を震わせ、苦しそうに胸を押さ えて呻き出した。 「サ、サラ!?」 「うぅ……あ……あぁ……!」 カールが見ている目の前でサラの体は徐々に大きくなっていき、本来の姿を取り戻したと同 時に呻き声がピタッと止まった。 「…サラ、大丈夫かい?」 「……カール…無事に戻れたみたい…」 「ああ、良かった、本当に良かった…」 「心配かけてごめんなさい……」 「謝らなくていい、ちゃんと元に戻ってくれたんだから」 サラは先程とは違って明るい笑みを浮かべ、額に流れる汗を拭き取った。 「…着替えた方がいいな」 そう言ってカールは勝手にサラが着ている服を脱がし始め、彼女を生まれたままの姿にすると 動きを止めた。 やはりこの体でないと…… 「あ……ちょ、ちょっとカール……」 サラはカールの手を必死に止めようとしたが、当然彼の力には抵抗出来ず、されるがままに なってしまった。 昨夜出来なかった反動が大きいせいか、今のカールは止められそうになかった。 カールはサラの上に四つん這いになると、彼女の全身を優しく愛撫しながら話し掛けた。 「サラ、これからも一緒に歩いて行こう」 「…うん、一緒に歩いて行くわ」 その日カールはほとんど仕事をしないまま、サラとの憩いのひとときに力の全てを費やしたの だった… ●あとがき● うわ〜、結局そんなオチかよ〜!というツッコミがありそうな予感…(笑) 短編でも主体となるテーマは『ラブラブv』ですから、必然的にそういう事もアリな内容になって おります。 しかし今回はカール編とは違い、ラブラブだけでなくサラの過去も少々出してみました。 カールって父親…クローゼ博士に何となく似ているらしいです。 顔は全く違うのですが、雰囲気は非常によく似ている。 子供になる事によって、サラはその事に気づかされたのです。 長編小説では遠回しにその事を書いていましたが、サラが初対面のカールに警戒心を抱かな かったのは、父親に似ている事が少なからず影響していた様です。 もしかしてサラってファザコンなのかなぁ…? 違うとは言い切れない(爆) サラにとって父親は特別な存在でしたから、ファザコンになってしまうのも無理はないと思わ れます。 今は父親よりもカールが大好きなのですけどねv それにしてもドクター・ディよりすごい薬を開発出来るサラって一体…… 謎な所をまたしても増やしてしまい、処理に困りそうだなと少々後悔しています。 が、短編は突発的なものですので、放っておいても大丈夫だと信じております(笑) |